夏休みもいよいよ終盤。気づけば、真っ白だったはずのドリルは手つかずのまま、読書感想文の原稿用紙も1行しか埋まっていない…。
そんな状況に焦っているのは、あなたのお子さんだけではありません。大丈夫。今からでも、集中して宿題を終わらせるためのとっておきの方法があります。
今回は、やる気スイッチをオンにして、効率よく宿題を片付けるための3つのコツをご紹介します。
1. 「いつまでに、何をやるか」を具体的にする
「宿題を全部終わらせる」という大きな目標は、子どもにとってはプレッシャーでしかありません。まずは、やるべきことを細かく分けて、具体的な計画を立てましょう。
効果的なスケジュールの立て方
- やるべき宿題をすべてリストアップする
- 例:算数ドリルP.20-30、読書感想文、自由研究、ポスター
- それぞれの宿題にかかる時間をざっくり見積もる
- 例:算数ドリル(30分)、読書感想文(60分)、ポスター(45分)
- 休憩時間を決める
- 例:30分やったら10分休憩、1時間やったら15分休憩
- 計画表に書き出す
- 例:9:00〜9:30 算数ドリル、9:30〜9:40 休憩、9:40〜10:40 読書感想文…
このように、やるべきことが明確になると「これをやれば終わりだ!」というゴールが見え、モチベーションにつながります。
2. 「ごほうび」を用意する
頑張った後には、楽しいことが待っている。これは、子どもの集中力を引き出すための最強のツールです。宿題を始める前に、ゴールに何のごほうびが待っているかを約束しておきましょう。
効果的なごほうびの例
- 宿題が終わったら、好きなゲームを1時間してもいい
- このドリルが終わったら、好きなお菓子を食べていい
- 今日の宿題を全部やったら、夜は好きな映画を観てもいい
ごほうびは、子どもの「やるぞ!」という気持ちをグッと高めてくれます。ただし、ごほうびの内容は、宿題の量や難易度に合わせて調整するのがポイントです。
3. 環境を整える
気が散るものを排除し、宿題に集中できる環境を作りましょう。たったこれだけでも、集中力は格段にアップします。
集中できる環境づくりのポイント
- テレビやゲームはオフ:視界に入るとどうしても気になってしまいます。
- スマホは別の部屋に置く:通知音が鳴ったり、メッセージが届いたりしないように、手の届かないところに置きましょう。
- 机の上を片付ける:勉強に必要ないものはすべて引き出しにしまうか、別の場所に移動させましょう。
- 飲み物や軽食を用意する:途中で席を立たなくても済むように、水分補給用の飲み物などを手元に置いておきましょう。
静かで、スッキリした環境は、子どもの集中力を途切れさせないための土台となります。
最後に
夏休みの宿題は、お子さんにとっての大きな山です。親子で一緒に、目標を立て、ごほうびを約束し、環境を整えることで、この山を乗り越えることができます。今日から早速、この3つの魔法を試してみてください。応援しています!
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