「ちょっと飲み物を買うだけ」「お昼ごはんを買うだけ」と、何気なく立ち寄ってしまうコンビニ。その便利さの裏には、単価の高さという落とし穴があります。
たとえ小さな買い物でも、積み重なると家計に大きな穴を開けているかもしれません。実は、コンビニの利用頻度を減らすだけで、年間10万円以上の節約も不可能ではありません。
今回は、コンビニに頼らずに賢く節約するための3つの習慣をご紹介します。
1. 飲み物は「マイボトル」を持つ習慣
喉が渇いたときに、つい買ってしまうペットボトルや缶コーヒー。スーパーやドラッグストアでは1本100円以下で買えるものが、コンビニでは150円から200円程度で販売されています。もし、毎日1本購入すると仮定すると、1ヶ月(30日)で4,500円~6,000円、年間では54,000円~72,000円もの出費になります。
これを「マイボトル」に変えるだけで、大きな節約になります。自宅で作ったお茶や水を持っていけば、費用はほとんどかかりません。
- 水道代・茶葉代:1杯あたり数円程度
- インスタントコーヒー:1杯あたり約10〜20円
これにより、ペットボトル1本分の費用をまるごと節約できます。
2. お昼ごはんは「お弁当」を作る習慣
コンビニのお弁当やパン、パスタは手軽ですが、スーパーや自炊に比べて割高です。平均的なコンビニのランチ代を500円とすると、週5日勤務の場合、1ヶ月(20日)で10,000円、年間では12万円にもなります。一方、お弁当を自作した場合の平均コストは、1食あたり200円~300円程度に抑えられることが多いです。
- 1食あたり300円で計算:1ヶ月で6,000円、年間で72,000円
- コンビニランチとの差額:年間で約48,000円の節約
お弁当は、前日の夕飯の残り物を活用したり、週末に作り置きをしたりすることで、無理なく続けられます。
3. 「ついで買い」を防ぐ習慣
コンビニは、お弁当や飲み物だけでなく、レジ横に並んだ揚げ物や新商品のお菓子、スイーツ、雑誌など、誘惑が多い場所です。そして、これらの商品もスーパーに比べて割高な傾向にあります。
もし、毎日コンビニで200円程度の「ついで買い」をしていると仮定すると、1ヶ月(30日)で6,000円、年間では72,000円もの金額になります。
これは、無意識のうちに財布から出ていく「見えない出費」です。これを防ぐには、以下の方法が効果的です。
- 入店前に買うものを決める:お店に入る前に「今日は何も買わない」「〇〇だけ買う」と心に決める。
- スマホ決済は使わない:物理的なお金のやり取りは、自分がいくら使っているかを意識しやすくなります。

まとめ
これらの習慣を組み合わせることで、節約効果はさらに大きくなります。
- 飲み物(年間約5.4万円)
- お弁当(年間約4.8万円)
これらを合計すると、年間17.4万円もの節約が可能になる計算です。
コンビニの便利さを手放すことは少し勇気がいるかもしれませんが、その小さな選択があなたの家計を大きく変えるきっかけになります。
今日からこの3つの習慣を意識して、賢くお金を貯める第一歩を踏み出してみませんか?
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