はじめに:「買った後」にかかるお金が家計を一生左右する
「家を買ったから家賃がなくなって安心」
「車を買ったから移動が楽になる」
そう思って購入したものの、数年経って「なぜかお金が貯まらない…」と悩む人は少なくありません。
その原因は、**「目に見えない維持費(ランニングコスト)」**です。
家も車も、持っているだけで税金、保険、メンテナンス代、そして価値の減少という形で、あなたの財布から毎日少しずつお金を吸い取っています。
このコストを正しく理解し、賢く選択するだけで、生涯で1,000万円以上の差が生まれます。
本記事では、その具体的な内訳と、今日からできる削減アクションを詳しく解説します。
「車」のコスト:実は「2台目の家」を買っているのと同じ?
特に4人家族にとって、車は便利なツールです。しかし、その維持費を合計すると驚くべき金額になります。
🚗 車1台を30年持ち続けた場合のコスト(概算)
- 税金・保険: 自動車税、重量税、任意保険(年15万円 × 30年 = 450万円)
- メンテナンス: 車検、タイヤ、オイル交換(年10万円 × 30年 = 300万円)
- 燃料・駐車場: ガソリン代、駐車場代(年20万円 × 30年 = 600万円)
- 車両買替: 10年ごとに300万円の車に買い替え(3回 = 900万円)
- 合計:約 2,250万円
もし家族で2台持っているなら、生涯で4,500万円以上を車に支払う計算になります。これはもはや「家をもう一軒買っている」のと同じです。
📉 車のコストを限界まで削る3つの具体策
- 任意保険を「ネット型」へ: 代理店型からネット完結型へ切り替えるだけで、保障はそのままで年間3〜5万円安くなります。(30年で約150万円削減)
- リセールバリューで選ぶ: 5〜7年で「高く売れる車」に乗り継ぐことで、実質的な月額コストを数千円に抑えられます。
- 車検・タイヤは専門店で: ディーラーお任せをやめ、ネット購入や専門店を活用するだけで、回ごとに数万円が浮きます。
「家」のコスト:住宅ローンは「序の口」に過ぎない
マイホームも、ローンさえ払えば終わりではありません。「家を持ち続けるための税金と修繕」が家計を圧迫します。
🏠 家を持ち続けるための「隠れた固定費」
- 固定資産税: 毎年かかる税金(30年で約450万円)
- 大規模修繕: 外壁、屋根、水回りの修理(30年で500万〜1,000万円)
- 火災・地震保険: 家族を守るためのコスト(30年で約100万円)
住宅ローンの返済以外に、月々3万〜5万円ほどを「家の修繕」のために別で積み立てておく必要があります。これを知らずにローンをギリギリまで組むと、将来の修繕期に家計が破綻してしまいます。
📉 家のコストを限界まで削る3つの具体策
- 住宅ローンの「金利交渉」: 今の銀行に「他行への借り換え」を相談するだけで、金利を下げてくれる場合があります。これだけで数百万円浮くケースも。
- 火災保険の「最適化」: 水災リスクのない高台なら水害補償を外すなど、自分に合った補償に絞ることで、更新時の支払いを数万円〜十数万円削減できます。
- セルフメンテナンス: 結露防止や配管掃除をこまめに行い、家の寿命を延ばしましょう。大規模修繕の回数を1回減らせれば、500万〜800万円が浮きます。

まとめ:小さな「調べる手間」が1,000万円を作る
家や車のコスト削減は、一度設定してしまえば「ずっと続く節約」です。
「難しそう」と後回しにするか、スマホで15分調べてみるか。
このわずかな手間の差が、20年後、30年後に**「1,000万円以上の現金を残せるかどうか」**の分かれ道になります。
浮いた1,000万円があれば、老後の不安は消え、子供の教育に贅沢ができ、以前紹介した「いい照明」や「質の高い食事」を毎日楽しむ余裕が生まれます。
資産は、あなたと家族が自由に生きるためにあるのです。


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